【神奈子様の玉枕営業】サンプル


「ここだね」

珍しいことに、妖怪の山に住まう風の神、八坂神奈子が人里に降りてきていた。
彼女はとある、大きな屋敷の前で立ち止まるとその戸を叩いて中に入る。

「あんたかい?今度の祭りの主催者っていうのは」

突然の神の訪問に、中にいた男は驚いて頷いた。

「そうかい、よかった。あんたに話がある」

戸を後ろ手に締めて上がりこんだ彼女は、見上げるように男に話しかけた。

「今度の祭り、その時に舞をやるだろう?それを、うちの巫女に。早苗に任せてもらえないかと思ってね」

言いながら取り出したのは、天狗が新聞に挟んで持ってきた一枚のチラシ。
そこに書かれてるのは、人里で今度行われる祭りのことで。
そのメインイベントが、壇上で行われる巫女の舞だったのだ。
それを見た早苗が、ひどく羨ましそうにそのチラシを眺めていたものだから。
神奈子は、早苗のその願いを叶えてやろうと思ったのだ。
それは例年、博麗の巫女によって行われていた。
男も、そう言って首を横に振ったのだ。

「まあ、そういうだろうとは思ったさ。でもまあ、そこをどうにかできないものかね?」

神に頼み込まれるという奇特な経験に、男はたじろいだ。
けれど、慣習を変えることはできないと首を振る。

「なるほど……それじゃ、こういうのはどうだい。もともとあるものを変えてくれと頼んでいるんだ。ただでって言うわけにもいかないだろう」

服の胸元を緩め、豊満な胸元を露にする。
甘い声でそう言いながら擦り寄って、男の胸板を撫でた。

「何でも、ほしい物をだそうじゃないか」

色っぽいその声に、男はゴクリと生唾を飲み込んだ。
見目麗しい神の肢体が、目の前にあるのだ。
震える手をそろりと伸ばし、その豊満な乳房をつかもうとして。
しかしそれは、神奈子の手によって払い落とされる。

「おっと、まだだよ。私のおっぱいを揉みたいのなら、祭りの件を了承してもらいたいね」

お預けを食らったような形になった男は、一瞬悔しそうな表情を浮かべて。
そして、後ろ髪をひかれるようにゆっくりと首を横にふった。
それに、驚いたような表情を見せて。

「なかなか我慢強いじゃないか。ふふ、がっつくよりはそういう態度のほうが好感が持てるってもんだよ」

神奈子は、舌なめずりをした。
赤い舌が唇を艶かしく濡らす。

「でも、次も我慢できるかな?」

挑戦的に言って、彼女は座り込んだ男の前ですっと立ち上がった。
上背のある彼女が立つと、丁度男の顔の正面に股間が当たるような位置になる。
突然のことに息を飲む男の前で、彼女はもったいぶるように下半身を隠す服を、下着を脱ぎ始めた。

「あんたのこと、少しは聞いてきたんだ」

スカートを脱いで、下着だけになった神奈子はそう言って妖しく笑う。

「あんたの性癖のことも、聞いたよ」

言いながら、ゆっくりと最後の一枚を脱いでいく。
見せつけるように、焦らすように。

「大変な変態じゃないか。だって、ねぇ」

下着が覆っていた股間から離れると同時に、それは起きた。
一体いかなる奇跡か、なんの変哲もなかった下着の下から、まるで湧き上がるように溢れ出たのは。
本来女性にはありえないはずの器官。

「女のキンタマが好きだなんてさ」

でっぷりとした存在感を露にする、巨大と言っていい大きさの陰嚢、つまりはキンタマだったのだ。
その大きさたるや、片方だけでも男の握り拳どころか頭と比べてもなお大きいのではないかと思えるほどで。
すこしばかり恥ずかしさを感じたのか、顔を赤らめながら彼女は誘うように腰を振りぶら下がる二つの玉を揺らした。

「ほぅら、この2つのキンタマを好きにしていいんだよ?それとも、これでもまだ我慢するのかい?」

男は、ゴクリと唾を飲み込んだ。
先ほど神奈子が入ったとおり、彼は一般的ではない性癖の持ち主だった。
女性の陰嚢、それもできうる限り巨大なモノが好きだったのだ。
ここは幻想郷、人ならざるものも住まうこの世界においてはいわゆるふたなりを見つけることはたいして難しいことではなかったのだが。
だとしても、視界を塞がんばかりの巨大なキンタマはそうそう見れるものではなかったのだ。
ゆっさゆっさと重量感を表しながらたわんで揺れる二つの玉に、その視線は釘付けになる。
右に左に、それを追いかけるように視線が動くのはまるで催眠術のようですらあった。

「どうするんだい?」

ゴクリと再び唾を飲み込む。
守るべき慣習ではある。
しかし、目の前で揺れる誘惑は、あまりにも蠱惑的であった。
そこで即座に首肯しなかったのは男の強靭な精神力の表れであったと言えるかもしれない。
あるいは、欲望の産物か。
促すような神奈子の言葉に、男は神奈子を見上げた。
そして、頷く。

「ふふ、素直な子は好きだよ」

妖艶に笑った神奈子は、そのままキンタマで押しつぶすようにそれで男の顔を覆った。
そのままゆっくりと力を込めて、男を押し倒していく。
押されるままにゆっくりと仰向けに倒れた男の上に、顔面騎乗するようにキンタマを乗せると、腰を上下に動かしてだぷんだぷんと波打たせた。

「どうだい?ムレムレのキンタマ顔パックは。今日は暑かったからねぇ、キンタマもじっとりと蒸れて臭いだろう?」

ゆっくりと腰をおろし、顔面にじっとりと汗の浮かぶキンタマを押し付ける。
不快でしかないはずのその行為に、しかし男の股間は天を突かんばかりにそそり立っていた。

「ふん、変態め」

その様子に、見下したような呆れたような声を上げながら神奈子は器用に向きを入れ替える。
男の顔面に体重を預けながら体を倒し、男とは逆向きに寝そべるような格好になると、目の前にやってきた男の股間を服の上から撫でた。

「ん、ここからでも分かる。ガッチガチで熱いチンポだ」

数度焦らすように撫でると、口と手を使って器用にそれを覆う布を剥ぎとっていった。
隠すものがなくなってまろび出た男の一物は、そり上がった一物だ。
すでにその先端からは先走りが薄く光っている。

「やれやれ、父親に似てこらえ性のない息子だ。でも、なかなかの大きさじゃないか」

優しい表情でそれを軽く撫でると、口に貯めた涎を丹念にまぶしていく。
両手で軽くしごいて、そして口を大きく開いて一息に根元まで飲み込んだ。
自らの喉を突くほどの深い咥え込みから、一気に唇まで戻るほどの大きな動きでのディープスロート。
じゅっぷじゅっぷと水音を上げ、ひょっとこのような表情になってフェラを続ける姿は浅ましい。
彼女が神であるなどと、それを見た者は夢にも思わないことだろう。

「んっぽ、じゅろっぷ。んじゅっ♥」

熱っぽい息を漏らしながら、うっとりとした表情になって神奈子のフェラチオは速度を増していく。
両手は男のモノの付け根にある、自らのものと比べると小さすぎると言っても過言ではないほどのキンタマを弄び、男に快楽を与えていた。
ビクンビクンと性感に身を震わせる男の息子を見て、目を細める。

「まずは、一発抜いておこうか」

そう言うと、突然動きを大きくしてより強い刺激を与え始めた。
口をすぼめ、勢い良く吸い上げる。
熱烈で強烈なバキュームの前に、男のモノはあっさりと屈服した。
小さく震え、神奈子の口の中にドロリとした精液を放つ。
驚くべきはその量で、それを口に咥えていた神奈子が目を丸くするほどの量がそこから放たれたのだ。
口いっぱいに溜まってしまうほどの精液を何とかこぼすことなく飲み干すと、尿道の残滓の一つも残さないようにきれいに吸い上げて、顔を上げた。

「少し驚いたよ、この量はなかなかじゃないか」

すこしばかりトロンとした表情で、神奈子は男にそう言って腰を浮かせた。
今の今までデカタマ顔パックされていた男の顔はその熱と与えられた性感とで赤く染まっており、目にはありありと情欲が浮かんで見える。
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