コスプレ女装風俗で働く、源氏名「フランドール」ちゃんの話




 コスプレ女装風俗。
 幻想郷の村の離れにある大きな建物の正体である。
 建物の中はいくつかの部屋に別れていて、様々な少年たちが各々の理由で春を売っている。来る客は皆、男である。彼らの歪んだ性癖を満たすために僕たちは同性と交わる。
 ここで僕は働いている。借金のために売られてしまったのだ。小さいころに家族に裏切られてしまったため、両親の顔すら覚えていない。

「……雪だ」

 建物の窓から外を見る。季節は秋と冬の間。珍しい天候だ。ひょっとしたら冬に入った瞬間なのかもしれない。
 でも、僕は雪に触れることは出来ない。この建物から出ることは不可能なのだ。たとえ出れたとしても追ってに捕まってしまえば殺されてしまう。そういった同期たちの死を何度も見たから。
 交わって得たお金が僕に入ってくることはない。風俗の経営者……噂では妖怪たちに全て回される。きっと永遠に、用済みになるまで淫行におよばなくてはいけない。
 この建物で僕はひたすらホモセックスをする。少女のコスプレをして、汚らしい男たちと。見たこともない家族の、途方もない借金のために。
 幸せという感情も不幸せという感情もわからない。気がついたらこれが当たり前になってしまっていたから。どうせなら、このまま狂ったままのほうがいいから。

「寒い……」

 冬の兆しもあってか、部屋の温度が一気に下がる。ここでは自己管理をしっかりしていないと、いざ病気にかかったときに誰も助けてくれない。陸の孤島。この風俗がそう呼ばれていることを聞いたことがある。
 僕は身体を丸めて、震えながらも暖をとる。すると突然部屋がノックされる。

「……フランちゃん、おじさんだよ」

 野太く、下世話な声。脂ぎった中年の声。
 ドアの向こうから聞こえてきたのは常連のおじさんだった。大地主で腐るほどの大金を得ているそうだ。
 だが、性癖が歪んでいる。この店の常連なのだから当たり前だが。

 フラン、というのは僕の源氏名だ。正式にはフランドール。だけど僕は本名を覚えてな
い。だからフランが僕の名前。

「ま、待って!」

 急いで紅と白のふわふわの少女衣装を着ておじさんを迎える準備をする。
 ちなみにこの格好と名前。幻想郷の湖にある紅魔館という建物に住んでいる吸血鬼の少女をモチーフにしているらしい。
 その女の子は幸せなのかな。
 その女の子は自由なのかな。
 その女の子は愛されているのかな。
 色々なことを思いながら僕は衣装を着替え終わる。金髪のウィッグもつければ完璧だ。見た目はすっかり吸血鬼の少女そのものである。

「これでよし……っと。お、お兄ちゃん! 入ってきていいよ!」

 準備が出来た、と声をかける。
 それと同時に息巻いて入ってきたのは醜い中年男性。小太りで汚らしい醜悪な男。気持ち悪い。
 だが、今はこの男こそ僕のお兄ちゃんであり、恋人なのであった。

「フランちゃん、久しぶりだね」
「えへへ〜♪ お兄ちゃんのこと……ずっと待ってたんだからぁ♪ んちゅ……♪」
「ん……あむ……じゅるるっ……積極的だねぇ」

 甘えた口調でおじさんに媚びを売り、挨拶代わりの接吻をする。
 苦い味が口内に広がる。悪臭が鼻に突く。どうしてこんな中年とキスをしなければいけないのか。
 でも今、僕はフランドールなのだ。コスプレ女装風俗で働くフランという存在。自分を殺して、壊れていく。これでいい。これで。

「やっぱり生のコスプレ女装男子はいいなぁ。風俗様々だよ。フヒヒ」
「お兄ちゃんのここぉ……すっかりおっきくなってるよぉ? フランのために溜めておいてくれたのぉ?」
「うん。二週間は抜かなかったよ! それにここだけ洗わないでおいたからね。フランちゃん、お兄ちゃんの汚いチンカスチンポ大好きだもんね。男なのにチンポしゃぶるの大好きな変態だもんね」
「きゃあ♪ そんないじわるな言い方しないでよぉ♪ ぼ、僕はあくまで営業でぇ……♪」
「じゃあほら、脱がせて。本当に営業なのかなぁ? ふひっ」

 おじさんは意地悪な笑みを浮かべて僕の前にたつ。言われた通りに僕はおじさんの服を脱がせていく。華奢な少年の僕とは違い、汗ばんだ贅肉で覆われた身体から服を脱がせるのはかなり苦労する。
 やっとの思いでパンツのみになったおじさん。しかし股間からは酷い悪臭がする。

「んひぃっ♪ ぼ、僕……こんなの嗅いだらぁ♪」
「スカート持ち上がっちゃったね♪ フランちゃん勃起しちゃったねぇ」

 おじさんが言ったとおり、僕の赤いスカートの前部分がこんもりと膨らんでいる。
 長い風俗生活で、この悪臭ですら興奮を覚えるようになってしまった。常人なら嫌悪するオスの汚臭も、フランである僕にとってはご褒美でしかない。

「だってぇ♪ こんな、パンツ越しでもニオイがキツいだなんて……素敵だよぉっ♪ フラン、金髪揺らしてやんやんしちゃうぅ♪ やん♪ やぁん♪ やぁ〜んっ♪ 生チンポ見ちゃったら理性抑えられなくなっちゃうぅ……♪」
「本当は男なのにそんなチンポ狂いだなんて……フランちゃんはいけない子だな」
「いいのっ♪ ぼ、僕はっ! フランはホモだからいいのっ♪ お、おじさんのチンポでいつでも女の子になっちゃうのっ♪ 今だけは女の子ぉ♪ 今だけは女の子だからぁっ♪ んふ、だからいいのぉ♪」

 発情しきっている僕はおじさんの肉棒に顔を近づける。眼前に甘勃ちした、皮かむりの肉棒がボロンと登場する。先ほどとは比べものにならないくらい酷いニオイだ。

「き、汚くてステキぃ……♪ おじさんの包茎チンポ、フラン大好きなのぉ♪」
「身も心もフランになりきって。でも男なんでしょ? これ舐めちゃったらホモって呼ばれても仕方無いよ?」
「ホモなのぉっ♪ フラン、男なのに男のチンポが大好きなホモなのぉっ♪ チンポじゅぽじゅぽしたいし、キンタマ弄ばれたいし、アナル掘られたいしっ♪ 男の人じゃないと愛せないのぉっ♪ お兄ちゃん、僕ホモでいいからチンポしゃぶり狂いたいよぉ♪」
「服越しからでも乳首がビンビンになってるのがわかるよ? どれだけしゃぶりたいんだか。ド変態ホモ野郎め」

 おじさんが蔑んだ目で罵ってくる。そのたびに僕は乳首やチンポを勃起させる。マゾ行為を受けるほど興奮してしまう。
 心のどこかで「間違っている」と思っていても、すっかり堕ちてしまった身体には否定の思考など存在しなかった。尿道からドクドク出てくるカウパーでスカートの先端が染みになってしまう。

「ド変態れしゅっ♪ ホモれしゅっ♪ でもいいのっ♪ それでいいのっ♪ チンポ舐め舐めするのが一番んんんっ♪ ほら、しゃぶっちゃいましゅよぉ〜っ♪」
「淫乱なホモガキだな。汚くしたくさいチンポ咥えてアヘっていいぞ」
「んじゅ〜〜〜〜〜っ♪ じゅぽぽぽぽぽっ、れろれろれろれろぉ♪ くちゅくちゅっ♪ あ、洗ってないチンポ最高うぅううっ♪ ホモチンポでホモ喜んじゃうよぉ♪ 男なのにチンポ咥えてアヘっちゃうの幸せぇ〜〜〜っ♪」
「掃除機みたいに吸い付いて……。女より女らしいぜ。ほら、皮の中身も食えよ? たぁんと召し上がれ」

 そう言うとおじさんは、僕の口内の中で包皮を向き始める。
 ペリペリという音が口内から耳に伝わった。それと同時に酷いチンカス臭がし、モロリとチンカスが僕の舌にこぼれ落ちたのがわかった。

「んひひひひひっ♪ おぼおおおおぉおぉっ♪ しゅ、しゅごいっ♪ こんなくっさいチンカス味わったら元に戻れなくなるぅっ♪ 男のことしか考えられなくなるぅっ♪ フラン、いつでもどこでもホモファックしてほしくてたまらなくなるぅっ♪ 勃起収まらないっ♪ 収まらないよぉっ♪ コスプレチンしゃぶしあわせぇ〜〜〜〜〜♪」

 はち切れんばかりに勃起しながら、僕はおじさんの肉棒に舌を這わせる。下着やスカートが擦れる感覚が辛くて辛くてしょうがない。男性器が爆発してしまいそうだ。睾丸も煮えたぎっている。
 まるでドラッグのようなおじさんの汚いペニス。
 すっかり僕はホモとして身も心も完成されていた。男って……最高ぅ……っ♪

「んおっ……♪ こんなに臭いチンポにしゃぶりついて。フランちゃんは本当に女の子みたいだねぇ。嫌じゃないの?」
「嫌じゃないよぉっ♪ お、お兄ちゃんのチンカスチンポのニオイ、好きぃっ♪ 他の誰もが嫌なニオイだとしても私は好きぃ♪ だってお兄ちゃんを……チンポ愛しちゃってるからぁっ♪」
「嬉しいこといってくれるね。ご褒美に根本までチンポ咥えていいよ」
「んごふぅっ♪ は、鼻息荒くして喉奥にチンポ入れちゃうっ♪ 陰毛で鼻が埋まるくらい根本まで入れちゃうっ♪ ニオイ確かめちゃうっ♪ お、男の人の濃厚なニオイがするぅっ♪ ひゃふぅっ♪ ぼ、僕のクリトリスチンポっ♪ フランのクリホモチンポ勃起バンザイして喜び表現しちゃってるよぉおおぉお〜〜〜〜♪」

 喉奥に何度も、打ち付けられるように男性器が出し入れされる。ピストンを繰り返されるたびに自身の男としての尊厳は壊されていき、メスとしての自覚が芽生えていく。
 衣装が口角からあふれる唾液で汚れてしまっている。だが、これからもっと汚れるのだ。そして汚されると思うと頭の中が真っ白になっていく。

「フランちゃんのおくちは最高だね。少年に口淫させるのって、おじさん本当に自分がお金持ちでよかったと思うよ。汚いチンポもっと頑張ってご奉仕して」

 おじさんのさらなる欲求を満たすため、僕は片手でウィッグの金髪を掻き上げながら亀頭に思いっきり吸い付くようなキスを喰らわせた。

「ちゅ〜〜〜っ♪ ねとねと亀頭にちゅ〜〜〜っ♪ お、男なのに亀頭にキッスしちゃうフランの悪い子っ♪ 悪い子ぉっ♪ でも亀頭さんが誘惑してくるからいけないんだからっ♪ えへ、えへへぇ〜〜〜っ♪ ちゅっちゅっちゅ〜〜〜〜♪」
「おおう……癒されるぅ……」

 おじさんは震えるように、僕の亀頭キスを堪能している。とっても気持ち良さそうでホモ冥利に尽きる。
 僕はおじさんの亀頭、そして竿へキスしていくうちに股間のムズムズがとまらなくなっていた。

「お兄ちゃん……おちんちん出したいよぉ♪」
「フランちゃんの風俗ホモチンポ、お兄ちゃんも見たいなぁ。許可するから出してごらん? 汚くてキモい女装チンポ」
「ふぁああ……♪」

 罵倒にドキドキして胸をときめかせながら、僕は両手でスカートをゆったり持ち上げる。
 スカートの中はドロワーズではなくひらひらのショーツだ。幻想郷の女性はドロワーズが常識なのだが、店で定められている。こうしたほうがより男性器の魅力が引き立てられるから、だそうだ。

「ほら、シゴいてみなよ。チンしゃぶオナニーってホモの人が喜ぶんでしょ?」
「ふぁいっ♪ じゅぞぞぞっ、あむぅ♪ ぺろぺろぉっ♪ んぅ……オチンチンじゅぽじゅぽトロトロおくちまんこでしゅぶりながら、自分のチンポにぎにぎするの楽しすぎるよぉっ♪ 恥ずかしげもなく下品に公開ガニ股センズリホモニー最高すぎぃっ♪ 妹はお兄ちゃんのチンポが何よりも好きぃ♪ その次が自分のチンポぉ♪ じゅぽぉっ、れろれろっ♪ えへ、えへへへぇ♪」

 自分の肉棒をシゴきながらおじさんの肉棒をしゃぶる。同性にしていると思うと本当に興奮する。激しくしゃぶるとおじさんのキンタマがお顔にビッタンビッタン張り付いてくるのがなおさら嬉しい。
 僕は手の動きをどんどん激しくしていく。ガニ股で腰を振ると自分のキンタマが宙ぶらりんになって開放感がたまらない。女の子スカートが僕のキンタマをより変態チックにする。女装オナニーの異常さが僕を情熱的にする。
 もはや僕の射精欲は限界だ。

「んぅうううぅううっ♪ もうダメっ♪ エキサイトしすぎぃっ♪ ぼ、僕ホモだから先にイッちゃうっ♪ フラン、早漏チンポだからっ♪ ダメチンポだからっ♪ お兄ちゃんより先にびゅくびゅくびゅ〜ってしちゃうっ♪ ご、ごめんなさいお兄ちゃんっ♪ ごめんなさいいぃいぃい〜〜〜〜〜〜っっっ♪ は、はへぇ〜〜〜〜〜〜っ♪」



 ビュッビュビュ、ドクドク、ビュルルルル! ドクドクっ、ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! ゴビュッッッ! ドクッッッ!



「ほ、ホモザーメン出るうぅうぅっ♪ コスプレ女装男子フランちゃんのチンポミルクどっぴゅんぴゅ〜〜〜んっ♪ あ、あっへえぇえぇ〜〜〜〜〜♪ ぼ、僕オンナノコなのにオスイキしちゃったぁぁ〜〜〜〜〜んっ♪」

 大量のザーメンが地面に飛ぶ。おじさん足と僕の服を汚しながら、チンポが暴れまわりながら精をはき出す。

「フランちゃん……お兄ちゃんより先にイッちゃたの?」
「ご、ごめんなさいいぃいぃっ♪ じ、自分の手の平気持ちよすぎてぇ……♪ で、でもお兄ちゃんのチンポもいけないんだよっ♪ あんな汚いデカマラしゃぶってホモニーしたらコスプレ女装男子は誰でも幸せでイッちゃうんだからっ♪ フラン悪くないよぉっ♪ チンポが悪いのぉっ♪ 出る出るっ♪ ザーメンまだ出るぅっ♪」

 次々に排出されるザーメン。
 風俗で働いていくうちに、大量の精液が作れるようになってしまった僕は長々と射精する。青臭い液体が部屋いっぱいを白く染める。

「ホモザーメン……いっぱいれしゅう……♪」

 ガクガクと足を揺らしながら、一通りの射精を終えた僕。スッキリした気持ちだ。
 だが、おじさんはそうは行かない。まだまだ勃起しているままだ。僕の唾液まみれのチンポを近づけてきた。

「ほら、おっぱい出して。フランちゃんばっかりずるいからね。それにまだまだ時間はいっぱいあるんだから楽しもうよ」
「うん……♪ 僕、脱ぐね……♪」

 僕はシャツのボタンをとって、平らでやや筋肉のついた胸板をさらけ出す。女性とは違い、柔らかさがなく男らしい胸板。
 少年の成長期に入った直後の淡い胸が、汚らしい中年親父の視界に入る。

「ぺちゃぱいだね、フランちゃん」
「ひゃ、ひゃうぅ……恥ずかしいよぉ……♪」

 手の平でゆったりと愛撫してくるおじさん。乳首がコリコリ擦れる。
 ますます固くなった乳首をみて、おじさんは舌なめずりをしながら勃起チンポを僕の乳首に押しつけてきた。

「ほら、お兄ちゃんのチンポとフランちゃんの乳首がキスしちゃってるよ? キス大好きだもんね。嬉しい?」
「う、嬉しいよぉ〜っ♪ ち、乳首いっ♪ 乳首擦りつけないでぇっ♪ でも擦りつけてぇっ♪ 亀頭とちゅっちゅしてるうっ♪ 敏感勃起乳首が亀頭さんとこんにちわぁっ♪ フランの乳首とご挨拶ぅ♪ よ、よろしくねおちんぽさぁんっ♪」
「さっき出したフランちゃんのザーメンも塗ってあげるね」
「おほぉっ♪ コリコリっ♪ コリコリ乳首に自分のザーメン塗られてるぅっ♪ しかもチンポで弄られてるっ♪ 乳首弱いのぉっ♪ チンポで押し込まないでぇっ♪ ちゅっちゅ♪ ぷにゅんぷにゅんでちゅっちゅしてるぅううぅっ♪ んほぉっ♪」

 二人で乳首快楽に興じる。涎を垂らして快楽を得る女装フランこと僕。きっとおじさんのペニスも乳首のコリコリが当たって卑猥な気持ちよさを得てるだろう。
 だんだん勃起乳首を弄ばれてると身体の芯が、ケツ穴の奥が、オトコノコ子宮がうずき出す。
 お兄ちゃんのザーメンを……中出しされたい……♪

「お……お兄ちゃあん……♪」

 ネコのような声を出して、僕は体勢を変えるために立ち上がる。ねっとりとした衣装が肌にまとわりつき不快さを感じる。
 だが、そんなことも気にならないほど菊門がチンポをホッしていた。
 僕は壁に手を突くと、尻をおじさんのほうに突き出す。

「ふ、フラン我慢出来ないのっ♪ お、お兄ちゃんのチンポで女の子にしてぇっ〜♪ オスマンコにヌプヌプってチンポはめて欲しいのっ♪ ホモの妹にエッチなこといっぱいしてよぉ♪ きゅ、吸血鬼退治にチンポご協力くださぁ〜〜〜〜いっ♪」

 媚びるような声でおじさんを誘うと、周囲の男たちの肉棒はたちまちにふくれあがる。
 後背位の体勢で、ケツ肉をフリフリする。スカートのひらひらが魅惑の隠し味だ。

「んっ、フランのアナルはお兄ちゃんの自由にしていいからねっ♪ んぅ、お尻ふっちゃうっ♪ ほらぁ、お尻ふりふりぃ♪ どう? 後ろから見えるキンタマがとぉ〜ってもセクシーでしょお? お兄ちゃんってフランのキンタマ大好きだもんね♪ ほら、えっちなことしてよぉ♪ ふりふりっ♪ ふりふりぃ♪」
「よっと……♪」

 僕はバッグの体勢でますます尻を振って、おじさんの劣情をかき立てる。
 おじさんは我慢出来ないらしく、鼻息がとても荒い。次の瞬間、怒張したペニスを尻に突き立ててくる。
 いよいよだ。

「…………んぅっ♪ アヒっ♪ あ、あれぇっ? な、なんでぇっ?」
「ふふ……」

 おじさんはアナルには挿入せず、僕の勃起に自分のチンポを擦りつけてくる。
 いわゆる背後からの兜合わせ。重なり合った肉棒が粘液でぐちゅぐちゅと擦れ合う。
 二本の肉棒を同時に握ったおじさんは、それをオナニーの要領で同時にシゴきあげてくる。

「いやぁんっ♪ お兄ちゃんのチンポといっしょにシコシコされちゃってるぅっ♪ アナルにハメてもらえるとおもったのにぃ♪ 前立腺ほじほじしてくれると思ったのにぃっ♪ ひどいっ♪ ひどいよぉっ♪ ほ、ホモハメしたいいぃいっ♪ でも一緒にチンずりされるのもしゅきぃっ♪ いやぁん♪ やんやぁんっ♪」

 照れるような身振りをしながら、僕は肉棒をシゴきあげられる。
 おじさんのゴツい勃起の感覚がゴリゴリしてて、ホモ行為をしてると思うと今にも射精してしまいそうだ。

「んうぅ……♪ チンポ擦れ合ってるぅ……♪ 幸せぇ……♪ 幸せぇ……♪ おちんちんちゅっちゅ〜……♪ おちんちんちゅっちゅ〜♪ ゴリゴリちゅっちゅでフランのチンポとろけちゃうのぉ〜……♪ おちんぽギュッとしてドカ〜ンっ……♪ えへへぇ…………♪」
「でもやっぱりこっちのほうがいいかな」
「ひぐぅっ!」

 おじさんは何かと気まぐれだ。
 兜合わせをしてたかと思うと、突然僕のアナルに躊躇なく挿入してきた。とろとろにとろけたケツマンコはすんなりとおじさんのホモマラを受け入れる。
 これ……この掘られる感じが何よりも女装しててよかったって思える瞬間だ。

「掘られちゃったぁ〜っ♪ フランのオスマンコ掘られちゃったぁ〜♪ ねっとり絡みつくようにケツ穴締め付けてあげちゃうんだからぁ♪ お兄ちゃんのチンポ、フランのケツマンコでギブアップ宣言させてあげるね♪ んひっ、前立腺刺激するの禁止ぃ♪」
「おおっ! 本当にフランちゃんのオスマンコは極上だな! 男のアナル最高だなぁ!」

 射精欲求に身を任せ、ただただひたすら腰を振って肉を打ち付けるおじさん。よっぽどイキたいらしく、最初から全力で僕を掘ってくる。
 肛門の肉がエグられ、内部がたがやされるたびに僕は男らしい声を女らしい声を混ぜてあげてしまう。もはや自分の性別が狂ってしまうかのごとく倒錯している。

「もっとほじってぇっ♪ ふ、フランのオスマンコほじほじ掘って耕してぇっ♪ トロトロなケツマンコ穴にガチブトチンポぶち込んでぇっ♪ ホモでいいからっ♪ ホモでいいからぁっ♪ レイプするみたいにガチムチファックで犯してぇっ♪ オスマラどっぴゅんどっぴゅんして僕を完全な女の子に変えてほしいのぉおおほおおぉおおぉっ♪ ケツ穴にひっかかるようなファック楽しいぃい〜〜〜っ♪ 愛されちゃってるよぉおおぉ〜〜〜〜〜っ♪」

 嬌声をあげて、全力でホモセックスを楽しむ僕。
 とにかく脳内はピンク色で、性欲で埋め尽くされてしまっている。
 僕はもはや徹していた。

「うっ……掘るの気持ちよすぎて……」
「もっとエグってぇ♪ ケツをふりふりしたらもっと気持ちよくなるかなぁ♪ ツイストしてあげたらおじさん喜んでくれるかなぁ♪ フランのこと愛してっ♪ オトコノコフランを愛してっ♪ オスマンコ愛してっ♪ ぼ、僕を愛してよぉおおぉお〜〜〜〜〜〜っっっっっ♪」
「い、イクっ♪ 愛してやるっ♪ 愛され子種でケツ穴に種まきしてやるっ♪ 耕して種まいてやるっ♪ 農民みたいに掘ってやるっ♪ 種つけしてやるっ! 孕めっ! オスマンコで俺の子孕めっ! ホモ孕めっ! ザ、ザーメンで孕み死ねフランドールぅううぅうぅっ!」
「ほぐううぅっ!」

 チンポが一段と膨れたと思った次の瞬間、僕の中に濁流が発生する。



 ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! ゴビュッッッ! ドクドクっ、びゅるるるるるるるうぅうぅぅっ ドクドク、ビュルルルル! ドクドクっ、ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ!



「あっっひぃいいいぃ〜〜〜〜んっ♪ あっついっ♪ チンポミルクあっついっ♪ 腸内中出し浣腸射精で、ぼくっ♪ 吸血鬼は体液大好きだからザーメンも大好きぃっ♪ フランイキ狂ううぅううぅうぅ〜〜〜〜〜っ♪ ホモアナルにバンザイしちゃううぅううぅっ♪ け、ケツ穴きゅんきゅん来ちゃうぅううぅっ♪」

 僕は肛膣に濁流のような勢いの白濁を出され、掘られ前立腺をエグられた衝撃で自らもところてん射精をしてしまった。
 肛門にそそがれた量だけ自分も射精する。入った端から押し出される、まさにところてんである。
 女の子の格好で射精してしまう自分を客観視するとなおさら劣情がかき立てられる。可愛いショーツ履いてるくせにチンコはみ出させてくっさいミルク出してると思うと頭がどうにかなってしまいそうなほど興奮する。

「うっ……ふぅっ……女装ホモ野郎のアナルは最高だな……普通の女より締まりがいいわ」
「ほじほじぃ〜〜〜♪ アナル掘られちゃってる射精しちゃってるうぅぅうっ♪ ケツメドにチンポっ♪ おチンポっ♪ ところてんホモ射精キメキメでアクメっちゃうフラン可愛いのぉっ♪ 淫乱ド変態おちんぽ妹なのぉっ♪ ほじほじぃ♪ ほじほじぃっ♪ んふぅ〜っ♪」

 僕はひたすらねじ込まれたペニスを感じるために身をよじらせる。

「んぅ……っ! ははっ、チンポ引き抜いたらフランちゃんのクソ穴ぽっかり開いちゃったね」
「しゅきぃ……♪ お兄ちゃんしゅきぃ……♪ ひぅ〜ん…………♪ しゅきなのぉ…………………♪」

 僕は射精アクメしながら地面にへたり込む。突き上げられた尻は、肛門がぽっかりと開いてしまっていた。そして閉じないまま中出しされたザーメンが噴出している。
 僕、フランのケツ穴からビュッビュと噴きだすその光景はとても淫靡で、おじさんの萎えていたイチモツは再び硬度を増すのだった。


★★★★★


「よかったよフランちゃん。またヤラせてね。じゃあこれ代金ね」

 おじさんは僕の開ききってしまった尻穴にピン札を差し込む。

「あ〜…………っ♪ あぁ〜〜〜〜〜…………っ♪」

 あれから何度も交わらせられた。何度も、何度も。数え切れないくらい尻穴でおじさんの陰茎を受け入れた。何度もイカせられ、僕は訳がわからなくなっていた。脳みそが溶けてしまったかのようだ。
 放心状態の僕は肛門の感触に気がつかず、ただただ壊れた玩具のように声を出す。
 快楽と尻穴の痛みが身体を襲う。肛門に突き刺さったピン札がやがて抜ける。少年の身体では一度の性行為で体力の限界だ。
 夢見心地な感覚が続く。まるで麻薬をやったかのような快楽。
 だが、至福の時はそう長くは続かない。

「う……♪ あぁ……! ひぃ……っ」

 やがて意識がはっきりとしてくる。
 冷静さを取り戻す。それと同時に次は心に痛みが発生する。
 快楽に堕ち、狂ったように盛ってしまった自分を殺してしまいたくなる。
 まるで呪いだ。
 一生ペニスから解放されない呪い。イカれた僕への罰。快楽狂いの行き着く先。

「……ひっぐ、うぇっ……うぇぇ……っ!」

 辛い。
 嫌だ。
 逃げたい。
 僕は誰だ。
 フランじゃない、僕は誰だ。
 自由な僕はどこだ。
 男としての僕はいったい。
 幸せって何だ。
 男に抱かれることが幸せなのか。
 愛はここにあるのか。
 苦しみしかないんじゃないか。
 ここから逃げたい。
 逃げたい。
 逃げたい。
 出して。
 ここから出して。
 僕を、ここから出して。

「うぅ……オエェ……ウエエェエェ…………ッ」

 頬を、こぼれ出た涙が伝う。先ほどの男との醜悪な交わりを思い出して嘔吐する。フランの女装衣装セットが汚れる。構わない。
 このまま汚れた自分が壊れちゃえばいいのに。
 雪が窓に張り付く。まるで自分をあざ笑うかのような雪。

「何で……何でだよぉ……っ」

 僕は咽び泣く。
 ちらほら降っていた雪がやがて吹雪になる。
 冬は近い。
 僕は外の風景のように真っ白な脳内に身をゆだね、そして今は眠ることにした。



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