信者・洗脳・巫女の巻



「幽香さん、早苗です」
「入って頂戴」

 夜更け。
 早苗は宣言通りにやってきた。本当に花嫁修業が始まったことを実感する。だが、未だに何をするかはまったく把握していない。完全に早苗任せだ。明らかに年下である早苗に花嫁修業をつけてもらうのは恥ずかしい気もするのだが、この際仕方無い。

「それじゃあ幽香さん、修業ということで」
「ええ。、まずは何をすればいいのかしら?」

 寝室まで早苗を案内し、さっそく花嫁修業の準備をする。といっても単純に向かい合うだけなのだが。準備といっても何をすればいいのかよくわからないし。

「まずは小手調べ。ほら、どうぞ♪」

 さっそくといった感じでいきなり早苗は袴を脱ぎ、下半身を露出させる。下には何も履いておらず、肌が露出させる。いきなり何をし出すのか。
 綺麗な柔肌が目に写る。だが、目に写ったのは肌だけではない。性器も当然写る。だが、性器は性器でも……怒張した男性器だった。早苗の股間には大きなペニスが生えている。

「ひゃあっ! な、何見せてるのよ!」
「いや、おちんちんですけど」
「そんなもの見せるんじゃないわよ!」
「いや、だって……奇跡が起きてるか確認しないと……」
「どうしてそんなもの生えてるのよ……」
「いや、普通に奇跡で」
「何でも奇跡って言えば通じるものでもないと思うけど。医者の薬や境界操作より設定が曖昧じゃないかしら?」
「幻想郷じゃ女性におちんちん生えてるのくらい普通ですから。あるあるですよ」

 どうも腑に落ちない。奇跡が万能すぎる気もするが、あまり深く考えても仕方無い気がしたので考えることをやめた。

「幽香さん、私のおちんちんを見てどう思いますか?」
「……正直、気持ち悪いわね」
「でも見ようによってが可愛くないですか? ほら、おちんちんですよ〜♪」

 勃起した肉棒を左右に振りながら可愛さアピールする早苗。変態チックだ。
 でも、言われてみると可愛い……気もする。何かが私の中で変わってる気がする。普段だったら絶対に可愛いだなんて思わなかっただろう。だが、今は可愛いと思ってしまっている。これも奇跡なんだろうか。

「そう言われてみれば、気持ち悪くないかも。むしろ可愛いかもしれないわね」

 どうしてこんなことを口走ってしまうのだろう。思ってしまうのだろう。
 でも、いつもの私なら絶対に示したであろう嫌悪感は徐々に消えていく。私自身おかしいと思っているが、どうも早苗の言葉を信じるようになってしまっている。

「意識改革、ですよ」

 私の心を読んだかのように早苗が言う。花嫁になるためには私が根本的に変わらないといけないらしい。そのための意識改革、なのだろうか。

「ま、徐々に貞操観念を削っていって、最終的に奇跡的に幽香さんがエロエロお姉さんになっちゃうと良い感じです! 私もおちんちんを勃起させて頑張りますから!」
「わかったわ。何か騙されてる気がするけど早苗が頑張るなら私も頑張る」

 せっかく早苗が頑張っているのだ。私も頑張りに答えるのがスジである。どうもいつもの自分じゃない気もするが、思考がぼんやりとしているためはっきりしなかった。
 早苗が懐から何かを取り出す。

「それは?」
「クレープです。でも中には何も入ってません。いわゆる生地のみです。今からこれを幽香さんに食べてもらいます」

 これも修業なのだろうか。だけど、何も味がないクレープとは妙じゃないか。だってクレープってクリームなどでデコレーションされた、本来は甘いスイーツのはずだ。だが、このクレープは文字通り何も入っていない。

「でも中身がないのはちょっと味気ないわね」
「そういうと思ってましたよ。ちょっと待ってくださいね……んひ、はぁんっ♪ チンポ気持ちいいっ♪ 人前でシコるの気持ちいいっ♪」

 味気ない、と私が言うと早苗が目の前で肉棒を扱き始める。
 片手で肉棒でセンズリをし、もう片手を尿道の前に持ってくる。とても気持ち良さそうだ。私はただ傍観するしかないが。

「ん……イクっ……んんんっ! ふぅ……♪」

 ぶびゅる、ぶびっ、ブボッ、どぴゅるっ!
 早苗の鈴口から粘度の高い白濁が放出された。放出場所はクレープ生地の中。クレープの中になみなみと精液が注がれていく。射精量がかなり多く、三十秒くらいたつとクレープの中身がザーメン一色になった。
 射精し終わると汚れた陰茎を生地の外側で拭き、笑顔で差し出してきた。青臭いニオイがこっちまで漂ってくる。

「そ、それは?」
「何ってクレープですけど。ザーメンクレープ」
「ザ、ザーメンクレープ?」

 そう言って精液まみれのクレープをこちらに近づけてくる早苗。精液特有のニオイが鼻につく。ドロドロの白濁がクレープの生地を台無しにしている。

「普通の食べ物じゃないと思うんだけど……」
「何いってるんですか幽香さん。ザーメンクレープくらい今時の女性は当たり前のように食べてますよ? 栄養満点ザーメンクレープ、たぁんと召し上がれ♪」
「う……そう、かしら?」

 何かがオカシイ。目の前にあるのは早苗の精液がかかった汚物だ。とても食えたものじゃない。でも、早苗の言葉を聞いてるとクレープが美味しそうに見えてくる。
 早苗の言葉は絶対だ。深層心理が自分自身に囁いている。
 ひょっとしたら……目の前のクレープはとても美味しいのかもしれない。だんだんそう思えてきた。

「ほらほら、遠慮なさらず♪」
「……そうよね。当たり前なのよね」

 とりあえず食べてみなくては始まらない。この異臭を放つクレープを食べるのは女性として当たり前だ。花嫁としてしっかりこなさないといけない。
 意を決して早苗からクレープを受け取る。そしてクレープを思い切りパクリと口に入れて、咀嚼する。

「あむ、んむぅ……はぁ……♪ やだ、口から垂れちゃう……ドロドロぉ……♪」

 噛み心地は最悪で、精子でドロドロにふやけた生地が見事にマッチしておらず、噛めば噛むほど吐き気がする。鼻孔を精液のニオイがくすぐる。最低の気分だ。

「鼻が曲がっちゃいそうなくらいニオイが濃くて……舌が腐りそう……ザーメンクレープ美味しい……♪」
「あの幽香さんが私のザーメンを美味しいと感じるなんて! まさにこれこそ奇跡ですね!」
「もぎゅ、んぐ……食感最悪ぅ……♪」

 でも、あれ……? 精液まみれのクレープを食べることって、当たり前だっけ……? 噛めば噛むほどザー汁が生地に合わさって、舌でとろけて美味しい……?
 喉を通すたびに徐々に美味しく感じ、興奮してくる。こんな味のクレープだったら全然違和感がないんじゃないか。どこにでも売ってる気がする。
 何かがオカシイ、と思いつつもクレープを食べていると疑問もどこかに消えていく。私はだんだんザーメンクレープに夢中になっていく。

「鼻に抜けるザーメン臭が脳みそ溶かして変な気持ちになってくるわ……♪ 歯の隙間と隙間や、歯茎に青臭いニオイが染みついてとれなくなっちゃいそう……♪」

 一心不乱にザーメンがぶっかけられたクレープを食す。
 深呼吸すると吐く息がすっかり精液臭に染まっていた。きっと胃の中まで精液がたまっているだろう。歯に挟まった生地が精液の味を舌に広げる。
 もはや私は疑問を抱かず早苗の精液クレープを食べる。クレープの中のザーメンが丁度いいアクセントになっているとさえ思えた。

「ングング……このままだと呼吸するたびにザーメンのニオイがして頭おかしくなっちゃいそう♪ ん、ゲェップ♪」

 思わずゲップしてしまう。するとゲップさえも青臭いザーメンのニオイに変わっていた。下品すぎる最低のゲップだ。
 だが、今の私にはそれが嬉しかった。精液のニオイがとても幸せに感じられた。私の中で何かが崩れていくのがわかる。それに抗おうとも思わない。だって今の私には当たり前のことだからだ。
 私は舌なめずりをし、口角についたゼリー状の白濁を舐め取り、それをじっくりと味覚で味わった。

「やだぁザーメン臭い♪ 私ったら最低のゲップしちゃったぁ♪ げ、下品すぎちゃうけど今時の女性だったら当たり前なのよね……♪ ふふ、ザーメンクレープ食べてまた花嫁に近づけたかしら?」

 だんだんと思考回路が下品なものに変わっていくのがわかる。どうやらこのクレープがスイッチとなっている、のかもしれない。奇跡かもしれない。真実はわからない。だけど、自分の思考が変化しているのはわかる。
 私は、精液のかかったクレープを美味しいと感じる。どろどろの汚液クレープを……もっと食べたい。風見幽香の趣味嗜好がどんどん捻じ曲っていく。
 早苗はクレープをむさぼり、精液をすする私を見てニヤニヤしながら話しかけてくる。

「そんなに食ザーが好きならほら、もっとかけてあげますよ♪ ほら……クレープをこちらに近づけてください♪」

 手を引かれるように誘導され、私の食いかけのクレープを早苗自身の股間に持って行かれる。
 そこから早苗は肉棒を握り、手を動かして再び自慰に励む。これから何が起こるかだいたい検討がつく。止めたほうがいいだろう。だが、今の私には嫌悪感より歓喜の気持ちでいっぱいだった。
 またザーメンクレープが食べれる。濃厚なザーメンが味わえる。そう思うと胸がどんどん高まっていった。

「イクっ……イクイクイ……クッ!」



ドピュピュッ! ぶばっ、ぶりゅるるっ! ビュビュビュ、ビュルルっ、ゴボッ! びゅるるるっ!



「きゃあっ、熱い!」

 私の手を巻き込むように白濁がぶっかけられる。握っていた手ごとクレープがさらなる汚辱に染まる。ホカホカと湯気がたっているのが何とも下品だ。
 ゴクリとツバを飲む。さっきの私とはもう違う。今の私には握られたクレープが極上のスイーツにしか見えていない。早く噛みたい。舌で味わいたい。喉を通したい。頭の中が食欲と性欲で満たされる。

「ほら、食べてください♪」

 ズイッと早苗が私の手を握って、口へ近づけてくる。
 遠慮はいらない。
 そっと唇を寄せ、舌を伸ばしてクレープに触れる。するとザーメン特有の苦みを感じた。もう我慢出来ない。私は鼻息を荒くしてクレープにかぶりついた。

「はぁん……♪ 舌の上にぷりっぷりのザーメンクリームが乗っちゃって、ザーメン臭がたまらなく美味しいのぉ……♪ ゲロ吐いちゃいそうなくらい美味しいわ……ん、あむ……チンポ汁がぶっかけられたクレープ美味しすぎるわぁ……♪」

 んぐんぐと食らっていく。獣のように、人の目など気にせずにがっついていく。そこに花嫁らしさは一切感じられない気もするが、今は何よりこの精液味のクレープがとにかく美味しい。ひたすら食らっていく。

「んふ、いひ、クレープ美味しっ♪ ザーメンクレープどうしてこんなに美味しいのかしらぁ♪ あぁんっ、食べてるとお股ムズムズするのぉ……♪ じゅるじゅるの生地が最高っ♪ チンポミルククレープ美味し……あぁん、もうなくなっちゃったわぁ……♪」

 あまりに夢中になりすぎて、気がつくとクレープはなくなってしまった。全て食べ尽くしてしまったのだ。

「はぁ……食べちゃったぁ……♪ 完食しちゃったわぁ……ザーメンクレープ美味しかったぁ……不味くて臭くて最高の味ぃ……♪」

 狂おしいほどに、切ない。もっとザーメンクレープが食べたい……。そのことで頭がいっぱい。
 私はすっかり早苗の奇跡の虜になってしまっていた。自覚はまったくないが。
 名残惜しく、手についた精液をペロペロと舐め取る。そんな私の様子を見た早苗がほくそ笑む。

「幽香さんに奇跡が起きてることがわかりました。私、自分自身が怖いです……こんな簡単に風見幽香をエロスのどん底に堕とせるなんて……ヒュー!」
「……? よくわからないけど、奇跡が起きてるのなら、嬉しいわね」
「ええ、立派な花嫁に近づいてますよ! 徐々にエロいことにも抵抗がなくなってますし。ザーメンクレープで貞操観念や固定観念を壊していく、という作戦は奇跡も相まって上手くいってるようですね」

 どうやら花嫁修業は成功しているらしい。思考回路は働いていないが、成功しているならなによりだ。

「それじゃ、今度はひたすらご奉仕してもらいましょうか」
「ご、ご奉仕……?」
「そうです、ご奉仕。私にご奉仕してみてください。実戦訓練です。ほら、私のチンポを喉奥までしゃぶってヘッドバンキングしてみるとか」

 いきなり無茶を言い出す早苗。さすがにそれはご免被りたいというか、今の私でもかなり抵抗がある。直接的な性交渉は……ちょっと、気がひける。前に比べたら確実にセックスの重みは薄れているが、かといってその域には達していない。

「じ……実践は、ちょっと……」
「……んー、さすがに実践となるとまだ奇跡が足りないですか」

 奇跡が足りないという日本語は何だろうか。
 そんなツッコミをする間もなく早苗は次の指示を促してくる。

「じゃあ、私のチンポの前に顔を近づけてください。たぶん何もしませんから。それくらいならしてくれますよね」
「え……でも……」
「大丈夫ですよ。チンポは怖くありません。だってクレープを美味しくするザーメンはここから出たんじゃないですか。だから大丈夫です」

 あの手この手で私を懐柔してくる早苗。まともじゃない私の思考回路はそれに従うしかなかった。

「わかったわよ……これも花嫁修業なのよね……」
「素直でよろしいです。さすが、出来る女は違いますね♪」

 どうにも信用ならないが、ザーメンクレープを食べて脳が惚けている私には早苗の言葉をただひたすら信用するしかない。むしろ早苗の言葉に動かされている、といったほうがいいだろうか。早苗の都合のいいオモチャになってる気分だ。
 早苗が私の肩を押してしゃがむようにうながす。するともはや自分の意志とは関係なく身体がしゃがむ。催眠術にかかってるようだ。実際に奇跡という催眠術にかかっているのだが。
 丁度、私の顔が早苗の怒張した肉棒のセンターを捕らえる。尿道から垂れた粘液がおでこにくっついてしまいそうだ。

「ふふ、じっとしててくださいね」
「きゃっ」

 急に頭を掴まれ、髪を引っ張られる。
 そして、

「あぁ〜っ♪ 幽香さんの髪の毛、サラサラしててとっても気持ちいいですっ♪ サラサラっ♪ 汚しがいがありますねっ♪ 幽香さんの髪でシコシコするの良いですっ♪ 綺麗な毛がチンポくすぐってヤバイですぅっ……♪」
「えっ、嘘、何……いやぁ……最低ぃ……」

 早苗は私の髪の毛で自分の男性器を巻き、髪ごと扱いて自慰行為を始めた。
 抵抗する気力もない私は、横目で自分の髪が使われているのを見つめるしかなかった。自分の髪にチンポが出し入れしている様を見るのは何とも卑猥な気分だ。

「うふふ、髪コキですよぉ♪ チンポが髪の毛のアクセサリーになって可愛いですね、変態さんみたいで♪ 幽香さんの緑髪がチンポに絡みついて……やっぱり緑色のキャラクターはエロいですね。チンズリしがいがあるものです。あんっ、しゅごいぃ……♪」
「あなたも緑色じゃないの……」

 心から楽しそうに私の髪で肉棒をシゴく早苗を見ていると、もはや呆れてしまう。本来なら怒るべきなのだろうが、どうも怒りよりも先に呆れ、呆れよりもいやらしい気分になってくる。
 髪の毛が引っ張られるたびに被虐心を刺激されて、虐められるマゾヒスティックな快感が身体に走る。

「つるつるさらさらの髪でっ、女性の髪でシコるの気持ちいいっ♪ 髪コキっ、髪コキ最高っ♪ しゃいこうぅ……っ♪ ひぃっ、もっと見てください♪ 幽香さんの鋭い目でっ、私の髪コキ姿を見てくださいっ♪」

 私は言われるがままに、蔑むように早苗を見る。
 早苗は視線が気持ちいいらしく、身体を震わせて手の動きを早める。

「そうですっ♪ その視線っ♪ あああぁっ、私はメス豚ですっ♪ チンポ豚っ♪ シコるのが大粋なメス豚ぁっ♪ チンポ気持ちいいっ♪ あ〜〜っ♪ 出ますっ、出ますっ♪ イキますうぅうぅっ♪ 幽香さんの髪をティッシュ代わりに汚しちゃいますぅうぅっ♪」

 絶頂が近いらしく、より激しくより強く肉棒扱きを努力する早苗。髪の毛にまで男性器のニオイが染みこんでしまいそうだ。そして、一瞬の間を置いて肉棒が脈動し、



 ドボッ! ぷっ、ドピュルル、ぶびゅるるぅ! どくどくっ! ドピュ〜ッッッッ! ドピュピュッ! ビュビュビュ、ビュルルュルルルッ! ドクドクドクドクッ! ピュルルルルッ!



 尿道から白いマグマが放たれる。むせ返るような精液が臭気と共に緑髪を白く白く染め上げる。ビクビクと震える肉根からはとめどなく白濁が注がれるのが頭皮越しに伝わってくる。

「おっほぉおおぉぉお〜〜〜〜〜〜〜っ♪ 幽香さんの髪にえげつない射精っ♪ チンポミルクで汚すの気持ちいいぃいいっ♪ おほ、おおっほ、おほぉおぉおっ♪ 出る、出る出る出るっ♪ ザー汁出まくりますよぉおぉおおっ♪」
「くぅうぅっ、熱いぃ……髪の中に中出しぃ……ひぃ……♪ 髪の毛が性処理に使われちゃったわぁ……♪ 人間の性処理道具なんかに……悔しいぃ……♪」

 悔しいと言いつつも肉棒から噴きだすスペルマすら心地よく感じてしまう。このプレイでより一層、私の貞操観念なるものは崩れていったのがわかる。最初からいやらしいことが……チンポが、精液が大好きだったかのような錯覚にも襲われる。

「ああぁっ♪ 女の人の髪の毛にチンポザーメン出すの超スッキリしますぅっ♪ ザーメン注ぐの気分良すぎるぅっ♪ 髪の毛だとザーメン処理も出来ますし一 石二鳥ですね♪ きっと幽香さんの髪は精液まみれでカピカピになっちゃうかもしれないんですけど、別にいいですよね♪ これも修業ですよ、修業!」
「もう……馬鹿、最低、変態ぃ……♪ 本当の変態はあなたじゃないの……髪の毛ベットベトよぉ……♪」

 嫌なのにどうしても甘ったるい声を出して媚びてしまう。すっかり私の女の部分が火照っており、きっとこのまま早苗のすることに付き合ったら自分は変態になってしまうのではないかとも思うが、今は何も考えられない。
 ただただ、流れに身を任せるのみである。これからいったいどうなってしまうのだろうか。私の髪でカリ首を拭く早苗を見つつ、不安ながらもどこか期待している自分がいるのであった。




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