ポケモントレーナーのピクニックガールのカオリ
私、ピクニックガールのカオリ! 相棒のニドラン♀と一緒にポケモンマスター目指して頑張ってます! 今日はニドラン♀と共にピクニックに来ました! だけど、そこでとんでもない目にあっちゃったの! どうしよう!
「きゃあ! 何ですかあなたたち!」
「へへっ、俺たちはロケット団! ちょっとそこまでポケモンバトルしないかい? 俺の股間のポケモンとなぁ! へへっ!」
「俺の股間のジラーチが映画館で配信されちゃうぜ! フゥー!」
「何言ってるのか全然わかりません!」
ピンチ! チンピラたちに囲まれちゃった! こんな状況、初めてだからどうすればいいかわからない! カオリ、マジヤバって感じ!
でも、そんなときのための……この子よね!
「ニドラン♀! 出てきなさい!」
「ニドニド!」
モンスターボールを投げると中から私の相棒が飛び出してくる。自慢のニドラン♀。この子となら……どこまででも戦える!
「なんだそのザコポケモンは! ロケット団舐めてんのかよ!」
「俺の股間のジラーチ以下じゃねーか。サイコキネシス使うぞ? 俺の股間のジラーチがサイコキネシスで種つけしちゃうぞ? ん?」
威勢だけは立派なロケット団たち。舐めてたら……怪我するわよ!
「ニドラン♀! たいあたり!」
「ニドー!」
「ヒィー! こ、こいつ……直接人間狙ってきやがった!」
「卑怯だろ! ぽ、ポケモンくらい出させろって!」
ごちゃごちゃとうるさいことを。私は容赦しない。それがピクニックガールのカオリだから。
「ニドラン♀! とどめよ!」
「ニドォォォオォオォ!」
「ウグゥっ」
「ギッ、あア゛ッ」
ロケット団二人の腹に穴が空く。ニドラン♀の強力なたいあたりで貫通してしまった。また人を殺めてしまった。その罪悪感を背負うことがピクニックガールのカオリの宿命だ。
「ニドラン♀……今日も経験値を稼いでしまったわね。助けてくれてありがとう」
「ニド!」
血まみれのニドラン♀が私に擦り寄ってくる。こいつは見た目こそポケモンだが……中身は殺人マシーンだ。
可愛いしぐさでふとももを舐めてくるニドラン♀。だが、様子がおかしい。
「ニド! ニド!」
「きゃあ! ニドラン♀! やめなさいっ!」
舌で舐めてくるニドラン♀。その舐め方がだんだんいやらしくなってくるではないか。ふとももの汗を丹念に舐め取るように、舌をくねらせて上手に這わせてくるニドラン♀。だんだんと私の身体がほてってきてしまう。
「ニド! ニド! ニドぉ〜!」
「や、やめなさいニドラン♀! あなたは♀なのよ! 私もオンナ……カオリなのよ! なのにどうしてそんなエロい舐め方をするの! ……きゃあっ!」
「ニドォォオッ!」
ボルテージが最高潮まで達したニドラン♀は、私の身体にたいあたりして押し倒してきた。人に穴を空けるたいあたりだ。そりゃ私がかなうはずもない。
同じ性別……ましてやポケモンなのにこんなことしてはいけない。それはトレーナーである私がわかっている。ポケモンとセックスするのは……悪いことだ。
そんな私の気持ちも知らず、ニドラン♀は強靱な歯で私の衣服を噛みちぎり、露出し、ぷっくりとした女性器にむかって一目散にむしゃぶりついてくる。クンニだ。
「ニド! じゅるるっ、じゅる、あむっ、グチュグチュ! ニドォ!」
「ニドラン♀……やめてぇ……っ! このままじゃ私……私ぃ……」
小さいころ、初めてニドラン♀に出会ったのは雨の日だった。
あの子は生まれたてで、どうやら両親とはぐれてしまったらしく死にかけだった。それを私が助けて、育てたのだ。
弱ってた以前に病弱だったニドラン♀。厳しい母親には「そんなポケモン、殺してしまいなさい」と言われたけど、私はどうしてもこの子を助けたかった。きっと心のどこかで自分に似ていると感じていたから。
ピクニックガールのカオリ。これは代々継承していく名である。そう、殺し屋一族である家系。その家元の名がカオリ。この名は受け継がれていくのだ。私は十五代目ピクニックガールのカオリ。
この厳しい家で暮らすにはニドラン♀には厳しすぎた。だが、それでも行くあてのないニドラン♀は頑張って私についてきてくれた。私も全力で強力した。
そして、最強のタッグが完成した。最強で最狂の殺し屋タッグ。歴代のピクニックガールのカオリ最高とも呼ばれた。
なのに……どうして? ニドラン♀……どうしてこんなことをするの……?
「ジュゾゾゾゾっ! ニドドドドっ! ジュプルルルルっ! ジュプトルっ!」
「ヒィー! も、もう私……私ぃ」
昔からのパートナー。嫌いなわけがない。こんなことをされたら私……我慢出来なくなっちゃう! 潮も吹いちゃう!
もうこの乙女な想いは止められない! レズでもいい! ポケモンでもいい! 私は……私は………………。
「私は! ピクニックガールの! カオリよ! もうこの気持ちは我慢出来ない! 私、ニドラン♀が好き! 世界で一番好き! だから、レズセックスしましょう! 私、ポケモンとセックスする異常性癖者でいいから!」
「ニドォ!」
抱き合う一人と一匹。
舌と舌が絡まりあう。ニドラン♀の舌はケモノくさくてざらざらしていたが、愛してる相手とのキスは美味しいものだ。
「んぷっ、じゅるっ、あむぅっ……」
「ニドォ……れろれろぉっ……」
お互い、呼吸が苦しくなってきたところで口を離す。舌と舌の間に透明なアーチが完成していた。私とニドラン♀の……愛の架け橋。
「ニドラン♀……来て……セックスしましょう……?」
「ニドォオォォ〜〜〜〜!」
私は開脚し、接吻により濡れてしまった女性器を広げてニドラン♀にアピールする。
そして……ニドラン♀は私の女性器めがけて角を突き立てる。
「おっほぉおぉぉおぉ〜〜〜〜っ! に、ニドラン♀の角が私のオマンコにっ! 敏感トロトロオマンコに入ってきたっ! と、トレーナーなのに手持ちのポケモンに犯されちゃいましたぁ〜〜〜〜っ!」
「ニドッ! ニドッ! ニドッ!」
何度も何度も、そのご自慢の角で私の女性器を犯すニドラン♀。激しいピストンに目の前が真っ白になる。何も考えられない。これが……ポケモンとの……レズセックス……!
淫靡な水音が周囲に鳴り響く。この辺りに住んでいたポッポたちが集まってきた。
「ひ、
ヒィーーーっ! ポッポにセックス見られちゃってる! たっくさんのポッポにカオリのオマンコセックス見られちゃってるぅっ! こ、公開屈辱ポケモンラブ
ラブセックスでアクメっちゃうぅううぅうっ! ピクニックガールからヤリマンガールのカオリになっちゃうよぉおおぉお〜〜〜っ!」
「ニドニドォ〜〜〜〜〜っ!」
私もニドラン♀も限界が近かった。絶頂まであと少しだ。
自ら腰を振って、ニドラン♀の角を受け入れる。もう耐えられない。HPゲージは真っ赤だ。
「イクッ! カオリ、イクっ! 変態ポケモン青姦セックスでキチガイアクメキメてダブルピースでビクンビクンしちゃうぅうぅう〜〜〜っ! ニドラン♀大好きっ! 角チンポ大好きっ! か、カオリ……イッキまぁ〜〜〜〜すっ!!!!!」
「ニドニドニドニドニドイクゥ〜〜〜〜〜ッッッッッ!!!!!!!!」
ビクビクっ! ガクガクガク、びくがくっ! ガク、ブルルルルルっ! ブシャアアアアッ! びくびくびくっ、ぶるぶる、ガクガクガクゥッッ!
「アアアアーーーーーッ! ニドラン♀にイカされちゃいましたぁ〜〜〜〜っ! も、もうトレーナー失格! これからはニドラン♀の手持ちポケモンとして生きますっ! 生涯をポケモン奴隷として過ごしますっ! も、モンスターボールに住みますぅうぅう〜〜〜っ!」
ついに一線を越えてしまった。
私はポケモン……ニドラン♀でイッてしまったのだ。オーガズムに達してしまったのだ。さよなら、人間の自分。こんにちは、ポケモンの私。
「ニド? ニドぉ〜〜〜!!!!」
放心していると、ニドラン♀の様子がおかしい。突然奇声をあげだし、私は我に返る。
目の前には光り輝くニドラン♀。もしや……これは……。
「だ、駄目ぇ〜〜〜〜っ!」
きっとこれは進化だ。
きっとセックスして経験値がたまったのだろう。このままではニドリーナになってしまう。だが、駄目だ。私には、私たちにはまだ早い。未熟だから。
進化したら……駄目!
「ニドォ〜〜〜〜!」
「進化しちゃやだよぉ……!」
だけど止め方がわからない私は泣くしかなかった。目から一筋の涙がこぼれ落ち、光るニドラン♀の角に当たった。
奇跡は起きるから奇跡と呼ぶ。
その涙が……奇跡を起こした!
「ニド! ニド!」
「ニドラン♀! 進化がとまったのね!」
私はニドラン♀をギュっと抱きしめる。感動のハッピーエンド。
のちに聞いた話だが、あの涙が進化キャンセル……Bボタンの役割を果たしたらしい。ラッキーもあるものだ。いや、必然と呼ぶべきか。
こうして……私とニドラン♀の思い出話は終わりだ。ひょんなセックスからパートナーとしての絆が生まれたというたわいのない話。だけど、大切な絆の話。
「ニドラン♀、次はどこにいこっか」
「ニド〜」
私は今、ニドラン♀と共に相変わらず殺し屋をして生計を立てている。
でも、前と違って旅行がてらに色んな場所にいくようになった。ニドラン♀と色んな景色が見たいから。色んな場所でセックスしたいから。
だから……今日もピクニックガールのカオリは、カオリとして戦う。
今までも……そして、これからも……。
《おわり!》
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