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コイキングと釣り師

 コイキング。お前が愛おしい。
 釣り師を30年してきた私はいつの間にか恋をしていた。
 それも自分のポケモンに。
 最初は気の迷いだと思っていた。しかし違った。
 疑問から確信に変わった瞬間、世界に色が付いた。
 私はポケモンに恋をしていたのだ。
「コイキング」
「ピチピチ! ピチピチ!」
 今日も元気にはねている。水しぶきが飛ぶたびに私の心は鷲づかみにされてしまう。
「いいはねっぷりだね」
「ピチピチ! ピチピチ!」
 この恋が禁断だと、叶わぬモノだとわかっている。
 それでも、それだからこそ私はこのポケモンが好きなのだ。
 手に届かない想いほど、求めるモノは大きいから。
「コイキング、帰ろうか」
「ピチピチ!」
 今日もあまり釣れなかったな、と私は苦笑する。
 夕方だけあって空も海もオレンジ色に染まってとても気持ちがいい。
 しかし今日はなにかが違った。
「ピチピチ……」
 コイキングの様子がおかしい。
 急いで私はかけよって声をかける。
「コイキング、どうしたんだ!」
「ピ……」
 間。一時の静寂。
 コイキングの様子がおかしいのは明らかだったが、それにしても何かがおかしい。
「ピチピチー!」
 沈黙が流れた次の瞬間、私はコイキングに押し倒された。
「コイキング、やめないか!」
「ピチピチー! ピチピチー!」
 押し倒され、身ぐるみを器用に剥がれる。いつの間にか全裸になった私は依然身動きが取れなかった。
「ピチチチチチチ!」
「や、やめないか!」
 コイキングがあの脂の乗った唇で私のイチモツを咥える。
「ピチピチジュルルル!」
「ひゃ、ひゃあああ!」
 とろけるようなコイキングの口膣内に私は思わず声が出てしまう。
「ピチチピチ! ジュルルル! ジュルル!」
「ほおぉおぉっ! や、やめないかコイキング!」
 私は必死に抵抗しようとするがコイキングはやめてくれない。
「ど、どうして」
 コイキングに問う。どうしてこんなことをするのか。
「ピチ……」
 目線。
 その目線を読み取る。
 ……そうか。はは、そうだったのか。
「言葉にしなくても、気持ちは通じるんだな」
「ピチピチ!」
 悩む事なんて無かった。私とコイキングは相思相愛だったのだ。
 禁断の恋? そんなのクソくらえだ。
 コイキングは私の悩みに気がついていたらしい。そして自分も悩んでいた。
 こんな気まずい関係が嫌だった。だから私を押し倒してきっかけをつくってくれたのだ。
 私は何に悩んでいたのだろう。バカだな、魚釣りしかしてないからこうなる。
「コイキング、受け止めてくれ」
「ピ、ピチ! ピチピチ!」
 私はコイキングを押させつけて肉棒をコイキングの口に打ち付ける。
 いわゆるイマラチオだ。
 射精感は次第に高まっていき、そして弾けた。



 びゅくびゅくっ! ビュルッ、ビュルビュルっ! ドピュッ! ぶぴゅるるるるるる! ドプドプッ! ビュビュビュビュッ! ドロッ、ドプドプ! ビュバッ!



「あっ、あぁ〜……!」
「ピチピチ、ピチッ!」
 コイキングの口膣に放出。己の今まで溜まっていた感情のわだかまりと共に。
「いつもよりたくさん出ちゃったな。コイキング、苦しくないか?」
「ピチ……」
 苦しそうな表情ながらも私の精液を飲むコイキング。
 そしてほほえむ私とコイキング。
 そして恋人になった私とコイキング。
 心も体も気持ちが通じ合ったのだ。
 これからも釣りをしながらゆるい人生を送るのだろう。
 それでも。
 それでもこいつが。
 コイキングがいれば楽しい人生になれるから。
 だから私は今日もコイキングの隣で、いつものようにつりざおを振るうのだった。

(〜完〜)



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