CJDながみんの初めての同人誌即売会
 


「お買い上げありがとうございま〜す」

 僕の名前はながみん。同人サークル『キウイボックス』の代表である。
 今日は初めてサークル側としてイベントに参加している。前々からあこがれであった同人活動。その記念すべき一歩を踏み出したのだ。

「あ〜。それにしても……スカートって落ち着かないなぁ」

 そして僕にはもう一つの趣味がある。それがコスプレだ。しかも女装。
 今、僕は東方の姫海棠はたてというキャラクターの格好をしている。 襟に紫のフリルが付いた短袖ブラウスに黒のスクエアタイ、同色のハイソックス。ミニスカートは黒と紫の市松模様。原作と違う点は、僕が眼鏡をかけているということだ。
 女装コスプレも出来て本も頒布できる。同人イベントって何てすばらしいんだろう。僕はそんなことを思いながら売り子をしていた。
 そんな有意義な時間をぶち壊すかのごとく『彼』がやって来た。

「あれ? あれあれ? ながみんじゃん。奇遇だね」
「あ……タ、タカさん…………」

 僕のスペースに現れたは同人サークル・Sun flower fieldのリーダー、タカさんだった。
 彼は僕を舐めるようにねっとりとした視線で観察してきたあと、僕の胸に手を伸ばしてきた。

「ひゃ、ひゃうっ……。やめてください……」
「いいじゃねえか。俺はサンフラの誇り高きリーダー、タカなんだぞ。CJDのおっぱい揉んでも許されるんだ。ほら、揉ませろ」
「うぅ……あ、あなたは間違っている……」

 僕は必死にタカさんを説得しようとするが、タカさんは僕の筋肉質な胸を揉むのをやめてはくれない。
 男の人に胸を揉まれてしまっている。
 同性の人に乳首を刺激されるなんて絶対におかしい。そう思いながらも心のどこかで興奮している自分がいた。

「キ、キウイボックスのスペースではぁ……セ、セクハラは厳禁なんですぅ……!」
「タカ、オッパイ、モム。タカ、オッパイ、モム」
「ロ、ロボットのモノマネでごまかさないでくださいぃ……んふぅ……」

 僕はホモじゃない。こんな乱暴な男のセクハラになんて絶対に屈しない。
 だけど女装コスプレしている自分が求められていると思うとやっぱり嬉しいとも思った。僕にも居場所があったんだ、と。
 僕はホモじゃない……でも……でも……。

「タ、タカさん……」
「タカ、オッパイ、モム。タカ、オッパイ、モム」
「タカさんは……僕でいいんですか……? 僕、男ですよ……?」
「男だからいいんだよ。ほら、はたてコスしたながみんのチンポを見せてくれないかね。俺はタカだぞ。逆らったらどうなるか……わかってるんだろうな? あ、今のはオフレコで」

 逆らったらどうなるか? という言葉が嬉しかった。自分に対する言い訳が出来たから。
 僕は……ながみんは……タカさんに抱かれたがっている……。
 抱かれたい……。

「タカさん……僕のことを愛してくれますか……?」
「ああ、愛してる。だからホモしよう」
「……ホモしましょう!」

 二人の間にもはや言葉はいらなかった。
 僕が女装してたのもタカさんに抱かれるためだった。きっとそうだったのだ。神様ありがとう。今日、ながみんは女になります。
 即売会なんて関係ない。ここにいるのは二匹の愛に飢えた獣。今はホモセックスのことしか考えられなかった。

「おやおや。ながみんのココ、ふくれてるぞ」
「んぅ……タカさんのせいですよぉ……」

 僕は市松模様のスカートが持ち上がるくらい勃起していた。今から女装ックスできるという事実にチンポが喜んでしまっている。
 はやくタカさんを求めたい。一刻も早く。

「ながみん……いや、はたて。綺麗だよ……」
「タカさn、抱いてくれるn……?」
「うn……」

 僕はタカさんに机越しにキスされる。頒布物が床に落ちるくらいの激しいキス。
 二人の舌が絡まり合う。これがタカさんの味。キウイの味に似ている。
 お互いの唾液を交換し合うとタカさんが口を遠ざける。なんだか物足りない。もっとタカさんをむさぼりたい衝動に僕は駆られた。

「はたみん……とっても美味しかった」
「タカさん……タカさぁん…………!」

 僕は股間をもじもじさせて、思わず机を乗り越えてタカさんに抱きつく。寂しい。ただひたすらにタカさんを感じられないことが寂しかった。
 タカさんの肌、服を着ていてもごつごつしてて暖かい。これが女を、そして男を抱くために存在する男の肌。

「はたてのコスプレをしてると女の子のように思うけど、オスのニオイがしてながみんを抱くのは飽きないよ」
「うん……僕をタカさんの肉便器にしてください……」

 服従のがに股ダブルピースをタカさんに捧げる。僕は身も心もタカさんの物になってしまったのだ。おっぱいを揉まれたときにすでに墜ちてしまっていたのかもしれない。
 今日、ながみんはケツマンコ奴隷として生まれ変わります。

「ほら、自分でパンツずらして。スカートめくって。で、はたてちゃんは何をしてほしいの?」

 言われるがままに僕はスカートをめくりあげ、パンツをずらし、お尻を丸出しの状態で四つん這いになる。そして宣言した。

「な、ながみんの! 姫海棠ながみんのアナルにタカさんのチンポぶち込んで明日の花果子念報の一面を飾ってくださいぃいぃいぃぃぃっ!」
「妖怪モダンコロニーに突撃しまーす!」

 スドンッ! とタカさんの肉棒が容赦なく僕のアナルをえぐる。腸壁を削られているこの感覚。僕、ついに女の子になっちゃった。
 そう思うと下腹部のあたりが熱くなってきた。僕は男であり女、CJDなんだ。もっとホモしたい。ホモセックス志願したい。
 気がつくと僕は自分から腰を振っていた。快楽を求めるために。ケツ穴が腫れ上がるくらいに。いや、腫れたい。痔になりたい。タカさんのペニスで痔になりたい!

「僕のオスマンコをもっとグレイズしてぇ〜〜〜〜っ! タカさんっ! タカさんっ! ながみんはっ! 姫海棠はたてはっ! タカさんだけのホモCJDですぅ〜〜〜〜っ!」
「俺がっ! 俺がサンフラの頂点にしてながみんのご主人様、世界で一番強い男っ! タカっ! アイアムナンバーワン! マイネーム・イズ・タカ! センキュー!」

 タカさんは僕のアナルを男性器で擦りながらガッツポーズを何度もする。自分が一番だと主張するがために。
 僕はそんなタカさんの声を背後に感じながら、自分のおちんちんから我慢汁を噴き出させていた。これがホモセックスだ。
 僕とタカさんが性交するこの時間は永遠に思えた。だが何事にも終わりはある。

「んふぅ♪ タカさんのチンポ、ふくれたぁ! ふくれたのぉ!」
「うっ、ながみんっ! もう出る! 射精する! 無理だわ! ながみんのケツ膣クソ気持ちいい! 出まーす! 終わりです! 今、終わりましたぁ!」
「あ、あっ……アッー!」



  ドピュルルルルッ、ぶぶぶっ、びゅるるるるるぅ! ドピュ〜ッッッッ! ドクドク、ビュルルルルルッ! びゅ、びゅばっ! ドプッ! どぷっ、ドピュルル ルルッ、ピュルルルルッ! ピュッ! ゴボボッ! ドピュルルルルッ、ぶぶぶっ、びゅるるるるるぅ! ドクドクっ、ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドク ドクドクッ!ぷっ、ぷっ、ドピュルルルルッ、ぶぶぶっ、びゅるるるるるぅ! ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ!ぷっ、ぷっ、ドピュルルル ルッ、ぶぶぶっ、びゅるるるるるぅ! ドクドクっ、ゴボボボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! ゴビュッッッ! ドクドクっ、びゅるるるるるるる うぅうぅぅっ、ゴボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクッ! どくどくっ! ド、ドピュピュッ! ビュッビュビュ、ドクドク、ビュルルルルルッ! びゅ、 びゅばっ! ピュルルルルッ! ピュッ! ゴボボッ! ゴビュッッッ! びゅ、びゅーっ! ドボボボボッ!ビュッビュビュ、ドクドクっ、ゴボボボッ、びゅ ぼるるるっ、ドクドクドクドクッ! ゴビュッッッ! ドクドクっ、びゅるるるるるるるうぅうぅぅっ、ゴボッ、びゅぼるるるっ、ドクドクドクッ! ビュッ ビュビュ、ドクドク、ビュルルルルルッ! びゅ、びゅばっ! ピュルルルルッ! ピュッ! ゴボボッ! ゴビュッッッ! びゅ、びゅーっ! ドボボボ ボッ!  ビュルルルルっ! ごぼっ、ドプッ、ゴボボッ! びゅるるっ! ビュプッ♪ どくどくっ、ビュバッ! ドピュルルルルルルッ! どくどくっ!  ドピュ〜ッッッッ! ドピュピュッ! ビュビュビュ、ビュルル、ビュルルルッ! ビクッ! びゅ、びゅばぁ〜ッッッ! ビュ バッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!




「うっうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「タカさんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんn!」

 僕はタカさんに中出しされてしまった。そしてそれが気持ちよすぎてところてん射精してしまった。あたりには大量の精液がまき散らされて酷いニオイだ。
 とっても気持ちよかった。ホモっていうのは愛を感じること。いいホモもいればわるいホモもいる。でもタカさんはきっといいホモだ。

「んっ……? な、なんだこれ…………」

 タカさんの様子がおかしい。身体が震えてきた。僕のアナルに挿入された肉棒も暴れている。
 ………………やっと効いてきたか。

「ふふ、タカさん。油断したね。『組織』のデータはどこにあるんだい?」
「何でながみんが『組織』のことを……。お、お前はまさか!」

 そこでタカさんははっと驚いた顔をする。やっとことの重大さに気がついても時すでに遅し。タカさん、ご愁傷様。

「ふふ、姫海棠はたて、そしてキウイボックスの代表は仮の姿。その正体は国際警察スパイ第一課、副隊長のながみん・アーチャーだ。スパイを舐めてもらっちゃ困るよ、タカさん?」
「お、俺はどうなるんだ……?」
「データを渡さなかったら僕のアナルに塗り込んだ猛毒で死ぬ。渡したら解毒剤をあげよう」

 タカさんの目の前に解毒剤の入った小瓶をみせていじわるそうに笑ってやった。
 僕ことながみん・アーチャーは国際警察のCJD(コスプレ女装男子)スパイだ。今日も実はミッションのためにおとりとなってタカさんを待っていた。

「げ、解毒剤を受け取っても俺は組織に殺されてしまう……!」
「それは知らないよ。早くデータを渡して。じゃないとタカさん死んじゃうよ? それとも今ここで殺してあげてもいいんだけど」

 僕はアナルからチンポを引き抜きタカさんの口に隠し持っていたリボルバーの銃口をねじ込む。
 するとタカさんは失禁しながらデータの在処を吐いた。

「データは……俺自身だ」
「俺自身?」

 タカさんは上半身の服を脱いだ。するとその背中には『組織』のありとあらゆるデータがタトゥーで刻まれていた。

「こういうことだ……」
「すごい……」

 僕は素直に驚いてしまった。タカさん自身がデータだとは思わなかったから。
 すると僕にはある感情が湧いた。演技とはいえ一度は愛した男、タカ。僕はこの人のことをもっと知りたい。そして……愛したい。愛されたい。ホモしたい。

「……タカさん、ここで助かっても組織に殺されちゃうんだよね?」
「おそらくな。『組織』は、サンフラはそう甘くねぇんだ……」
「じゃあ、逃げよう!」
「なっ……!」

 僕はタカさんの答えを聞かずに手を取る。そして走り出した。
 これから僕は国際警察に、タカさんは『組織』に狙われるだろう。
 だけど怖くない。二人でいればどんな困難にでも立ち向かえるから。

「それじゃあまずはザギンでシースー行っちゃいますかー!」
「ながみん! おい、ながみん!」
「タカさんうるさい」
「んっ…………うぅん………………」

 僕は騒ぐタカさんの口を自らの唇でふさいだ。二回目のキスもやっぱりキウイの味がした。
 僕たちのこれからもキウイみたいに甘酸っぱいものになればいいな。
 そんなことを思っている僕を太陽は祝福してくれた。




☆おしまい☆
 


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