キャラクター



範馬刃牙



 17歳の高校生ながら、地下闘技場のチャンピオンに君臨する。父親は地上最強の生物と称される範馬勇次郎(詳細は後述)。母親は朱沢コンツェルンの総帥・朱沢江珠。異母兄にジャック・ハンマーがいる。遺伝なのか、母と顔の同じ位置にほくろがある。

 初期においては「父への復讐」が戦いの動機であった。最近では圧倒的な父の強さを誇りに思うこともあり、以前と比べるとある程度は互いを認め合っている節もある。一方その父に殺された母については、自分のために母親として命まで賭けた最期から、「自分にとって母親の愛情は、あれだけで十分だった」と後に語っている。

 その力量ゆえに、高校や近場の不良と喧嘩をしては勝つのが当たり前。そのため、1人暮らしをしている自宅は玄関上の屋根に「刃牙死ね」と書かれているのをはじめ、負けた不良達による恨みを込めた落書きが屋根や壁、さらには近所の道路の壁にまでびっしりと書き込まれている。







範馬勇次郎



 悪魔的と例えられる風貌で、ライオンの鬣のような怒髪をオールバックにしている。範馬刃牙、ジャック・ハンマーの父親で、「地上最強の生物」「オーガ(鬼)」「巨凶」など数々の称号を持つ。

 巨大な北極熊を素手で屠り、軍隊の一つや二つを単身で壊滅する戦闘能力を持つ。強者を屠り去ること、丹念に鍛え上げられた強さを蹂躙することを至上の喜びとしており、ほとんど趣味的に道場破りを行い、優秀なファイターを再起不能に追い込んでいる。

 何者をも超える絶対的な力を求める反面、力無き者の希望となる偉人を尊敬するなど様々な側面を見せている。その戦闘能力は国家軍事力をも上回るとされており、その行動は24時間365日、米軍の偵察衛星によってビスケット・オリバ、純・ゲバルと共に監視されている。勇次郎が4km/h以上の速さで動くと衛星の緊急作動によって世界中のカーナビに送られてくる情報が70mずれるとまで言われている。