ギャラリー






「ウホホ! ウホー!」

 ゴリラが雪山で見たのは性的アピールをする緑髪の巫女。何故こんな寒い場所でほぼ全裸なのだろう。ゴリラは疑問に思った。 しかしゴリラもやはり野生の動物。本能には逆らえない。股間のイチモツはギンギンに反り返っていた。
「ウホホホホ! ゴホホ! ファック! ファ……ファック!」
 ゴリラは己を疑った。まさか自分が人間の言葉を話せるようになるとは。ファック。その発音をかみしめていた。今までゴリラ、ゴリラとバカにされていた屈辱。人間と俺は違うのか。その差が今まさに縮まったのだ。
「ファック! ファーック! ファーックッ!」
 声高らかにゴリラは叫ぶ。ファックと天に向かって絶叫する。己の存在を主張するように。そしてゴリラはエロ女に向かって突進した。すてみタックルだ。攻撃の反動も喰らったが女をぶっ飛ばすことが出来た。

緑髪の女よ、ありがとう。今日、俺は生まれ変わった。これは感謝のすてみタックルだ。
「ファック! ファーック! This is a Pen!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 のちの国際化ゴリラである。






 あれ? これ、笹かな? それとも髪かな?ん〜。どうだろ。俺、ゴリラだからわかんねぇな。でもこれはゴリラ的に……わかんねぇな。どうだろうな。 ドラクエ6なら詳しいんだけどな。デスタムーアでしょ。俺、デスタムーアならわかるんだけどな。これは専門外だわ。ん〜、笹?

 でもこれは……ニオイ的には「椿」使ってるな。シャンプーの椿。トリートメントには気をつかってるな。だから髪なのかっていうとそれは別問題だし。笹! たぶん笹だろ! ウジウジ悩んでるゴリラは情けないっていうからスッパリ決めないとな。でも不安だなー。この問題に外れてたら家族が皆殺しにされるからなー。やっぱり真剣に決めないとな。笹的な何かだと思うんだけど。
 
 ドラクエ6なら詳しいんだけどな。ファーラットを仲間にしたときの名前は「モコモン」っていうのはわかる。これは確実ね。モコモンを緑色だったな。それならこれは髪の毛なのかな。でも……う〜ん。俺がゴリラじゃなかったらわかったんだろうけどなぁ。自分が恨めしいよ。

 あ、時間切れですか? 家族皆殺しですか? マジか……。やっちまったな〜……。まぁ、いっか。俺ゴリラだし。よ〜し、ドラクエ6でもやろうっと!え? 俺も殺されるの? そんな!..